1月29日、午後8時頃のお手紙へ

「いつか一緒に」への感想をありがとうございます。

やさしくあたたかい、リンちゃんへの愛にあふれたお手紙を、大好きというお言葉をありがとうございます!

その上でお手紙をくださったあなたを傷つけてしまいかねないことなのですが、あびにとってのリンちゃんは原作でのあの彼女の有り様があってこそのリンちゃんだと思っています。

すてきな大人の女性になりたい、胸焦がす恋がしたい、そういう未来のあこがれを抱えて、それでも戦乱の世にその未来を閉ざされてしまったという哀しい、そしてそれ故に永遠に「ふつうのありふれた心やさしい少女である」リンちゃんの気高さと物悲しさ、そういうものを描きたかったのです。

オビトからみた「この世すべての善」「この世で至上の聖」そういうものではない、ただの少女のリンちゃんを。

ほんとうはオビトさんを主題としたアンソロジーに寄稿した文章にリンちゃんを詰めてしまったのは、どうなのかしら、ではありますが、リンちゃんはオビトさんの欠くべからず一部なので……。

お手紙、ありがとうございました。

送信中です